複数ブラウザでウェブのテストを簡単に行う2つの方法
翻訳校正:原井彰弘
ブラウザによらず同じように動作するウェブアプリケーションを開発するのは頭の痛い問題だ。ここでは、複数ブラウザでのテストを簡単に行う方法を紹介する。
ブラウザのバージョンと共に考慮しなければいけないのは、今日利用されているさまざまなオペレーティングシステムでのテストだ。Internet Explorerをテストするのなら、Windows Vista、Windows XP、Windows 2000を用いなければいけないかもしれない。また、Safariのテストを行うのならLeopard、Tiger、PantherのようにさまざまなMac OS Xのバージョンで実行しなければいけないかもしれない。もしFirefoxをテストするのなら、加えてLinuxでのテストも必要だろう。
それぞれのブラウザとオペレーティングシステムについて個別にコンピュータをセットアップするのは非常にコストがかかる。しかし、デュアルブートや仮想化ソフトウェアを利用すれば、テスト環境を一元管理してコストを抑えることが可能になる。ただし、デュアルブートを利用する場合は、オペレーティングシステムを切り替えるたびに再起動が必要になるので、時間がかかること覚悟しておこう。その点、仮想化ソフトウェアを使用した場合は、さまざまなオペレーティングシステムがインストールされた複数の仮想マシンを、一つの物理的なマシン上で同時に動作させることが可能であり、使い勝手はよい。再起動が必要ないので、マシンの切り替えにはまったく時間がかからないのである。仮想化ソフトウェアとしては、VMwareとVirtual PCが有名だ。
数多くのプラットフォームを用いたテストをすべて組織内で実行できれば、最大の自由を手に入れられる。しかし、小規模な組織ではそれは現実的ではないかもしれない。そのような組織では、利用者に協力を求めるかサードパーティのサービスを利用する必要があるだろう。
もう一つの方法
組織外の特定の利用者にアプリケーションのテストを求めることは、私が携わった数多くのプロジェクトで行われてきた。この方法が優れている点は、さまざまなプラットフォームでテストできることに加え、「現実世界」でテストを実行する機会を与えてくれるという点だ。現実世界では利用者ごとにインターネットへの接続形態が異なるので、テストが企業の高速な回線に依存してしまうことがないのである。
また、テストに参加した利用者はアプリケーションの動作やパフォーマンスに関して非常に役立つフィードバックを行ってくれる。テストを内部で行ったとしても、それに加えてこの種の準備も行う組織もあるほどだ。これらの利用者はベータテスタと捉えられることもあり、現実世界でアプリケーションが正しく機能することを確認する「第二のテスト」を行ってくれる。
もう一つの手段は、サードパーティに複数のブラウザを用いたテストを依頼することだ。海外の会社にそのようなテストを依頼するのもよいし、Browsershotsのような無料のサービスを利用する手もある。また、BrowserCamのような有料のサービスも存在する。
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