HTML/XHTMLやCSSの標準規格を整理:FirefoxとSafariのCSS
Webデザインの現場には様々な勧告が錯綜している。どれが現在で、どれが未来なのか。現状をまとめた。
CSSの規格
現在、CSSでは以下の勧告がリリースされている。
また、勧告のリリースに向けて審議中の状態となっているのが以下の規格だ。
CSS 1は基本的なスタイルシートの規格をまとめたもので、CSS 1の内容はすべてCSS 2に引き継がれている。そのため、標準規格として利用が推奨されているのは「CSS 2」──と、言いたいところだが、W3CではCSSの現行規格を「1 / 2.1 / 3」とリストアップするなど、「CSS 2.1」の利用を推奨しており、ブラウザの多くもCSS 2.1に従って開発を進めている。
勧告候補となったCSS 2.1
CSS 2.1はCSS 2の改訂版で、2007年7月にはCandidate Recommendation(勧告候補)がリリースされた。しかし、審議中の規格であるため、この先も勧告となるまでは変更が加えられる可能性があるので注意が必要だ。
一方、CSS 3は次世代のCSSの規格で、スタイルシートの機能ごとにモジュール化され、それぞれ個別に審議が進められている。
なお、W3Cから2007年10月にリリースされた草案「Cascading Style Sheets (CSS) Snapshot 2007」では、CSSを以下の安定した最新規格によって定義することが提案されている。
ただし、CSS 3はこの3つのモジュールで全てというわけではなく、現在、30種類以上のモジュールが審議中となっており、CSS 3の全体像はまだまだ固まっていない。
ちなみに、第1回の記事でCSS 3の実装が「Firefox 3やSafari 3ほどではない」と紹介したOpera 9も、上記の3つのモジュールの範囲に関してはサポートをしている。しかし、それ以外のモジュールのサポートに関しては極めて限定的であり、精力的に先行実装を進めているFirefoxやSafariとの間には大きな差があるのが実情である。
各ブラウザのCSS 3の細かな対応状況については、今後の記事の中で紹介していきたいと思う。
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