仮想化によってサーバ環境はどう変わるか--仮想化版WebLogicの狙い

杉山貴章(オングス)
2007/09/26 19:07

日本BEAシステムズは13日、仮想化環境向けに最適化されたJavaアプリケーションサーバ「BEA WebLogic Server Virtual Edition 9.2 V1.0」の出荷を開始した。同製品はWebLogic Server 9.2をベースとして、仮想化環境上でOSを介在させずに動作するJavaVM「BEA LiquidVM」を統合したもの。

これまでと異なる分野へのアプローチも

 日本BEAとしては、BEA WebLogic Server Virtual Editionを国内ですでにWebLogicを使用する従来ユーザと、低コストで高パフォーマンスなアプリケーションサーバを必要とする新規ユーザの双方に売り込んでいきたいとしている。

 しかし仮想化はまだ新しい分野であり、その活用方法も試行錯誤の面が強いと中谷氏は語る。

 「早期導入ユーザの声を聞く中で、開発時には想定していなかったメリットが明らかになることもある。例えば新しいシステムをステージング環境から本番環境へ移す際に、仮想化されたサーバ上ならば環境をまるごと移動できるため手順漏れを起こす心配が無いという。運用面での利点だけでなく、このように開発の現場でのメリット指摘していただいたことは新鮮だった」。

 もちろんメリットばかりではない。特に大きな問題として、既存のものとは異なる全く新しい環境を使うことになるため、これまでのノウハウが役に立たなくなるという点が挙げられる。「当面は、そういったデメリット以上に得るものがあるということをアピールできるかが課題」だと同氏は言う。

 「仮想化という新しい分野に踏み込んだことで、今までと異なるアプローチもできると思う。例えば仮想化によって1台のサーバからホスティングのような形でサービスを提供するようなこともできるようになるので、アプリケーション・ホスティングやプロバイダ事業にも適しているのではないかと考えている。そういった新しい分野にも積極的に売り込んでいきたい」。

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