JavaScript+Java:Rhinoの導入と基本的な利用法
白石俊平(あゆた)
2008-02-08 16:00:00
Rhinoとは、Mozillaプロジェクトによってメンテナンスが行われている、Javaで書かれたJavaScriptインタプリタ。その概要について解説する。
Javaクラスのメンバにアクセスする
クラスの参照方法がわかったので、次はJavaクラスの操作方法も学びましょう。基本的な操作方法は次の通りです。
- Javaと同じく、new演算子を用いてインスタンスを生成することができる。
- Javaと同じく、「.」(ドット)演算子を用いてメソッドやフィールドを参照できる。
- Javaのgetter/setterメソッドに、プロパティとしてアクセスすることができる。プロパティ名はJavaBeans仕様で定められたもの(基本はset/get/isと言った接頭辞を取り除き、先頭一文字を小文字にしたもの。詳しくはJavaBeans仕様のセクション7を参照してください)
これを踏まえて、簡単なSwingプログラミングを行ってみましょう。以下のコードは、タイトルに「hello」と表示されたウィンドウを作成するだけです。
// JFrameをインポート importClass(Packages.javax.swing.JFrame); // コンストラクタの呼び出し var win = new JFrame(); // setSize()メソッドを呼び出して、ウィンドウサイズを指定 win.setSize(200, 100); // クローズボタンが押されたときの動作を指定する // staticフィールドにもアクセスできる win.setDefaultCloseOperation(JFrame.DISPOSE_ON_CLOSE); // プロパティtitleに値を設定 // JFrame#setTitle()が呼び出される win.title = "Hello"; // ウィンドウを表示 win.visible = true;
対話シェル上でこのスクリプトを実行すると、以下のようなウィンドウが生成されます。コンパイルを必要とせず、GUIアプリケーションを作成できるというのはやはりお手軽で良いですね。
Helloサンプル
まとめ
今回は、Rhinoの導入方法から基本的なプログラミングの方法までを学びました。ここまでの知識でも、そこそこのJavaScriptプログラムを書くことは可能です。是非、SwingやJDBCなどJavaが持つ強力なソフトウェア資産にJavaScriptからアクセスしてみてください。
次回はさらに高度なスクリプトを書くために必要な知識として、JavaインターフェースをJavaScriptで実装する方法や、Javaクラスを継承する方法を紹介します。
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