デザインやコードの修正依頼でトラブルを回避するポイント
プログラマーへのチェックバック
プログラマーに依頼したプログラム。動作を確認してみると、どうも動きがおかしい。希望した動きと違う――そんなとき、パニックになって「なんかうまく動かないよ!」とか「今すぐ直して!」などと電話で伝えるのは、最悪な方法だ。
プログラマーへのチェックバックの方法を紹介しよう。
発生した状況を的確に伝えよう
プログラマーがバグを取り除くためには、自分の環境でもその不具合を「再現」できることが必要。どれほど優れたプログラマーであっても、自分の手元で実際に不具合が発生しなければ、原因を追及することが不可能なのだ。
「どの画面で」「どんな操作を行った時に」「どんな現象が発生したのか」。エラーメッセージが表示された場合には「どんなエラーメッセージが表示されたのか」をしっかり伝えよう。
場合によっては、Webブラウザに表示されているURLを伝えたり、Jingなどのツールを利用して画面ショットを撮影しても良いだろう。Jingは映像を撮影することもできるので、実際に操作をしているところをムービーにしてしまうのも効果的だ。
とにかくプログラマーにとっては、できるだけ豊富な情報がある方が原因究明の手だてになる。集められるだけの情報を集めて伝えることが、より早く問題を解決することになるだろう。
「どういう場合に」「どうなるべきか」を伝えよう
自分が思っている動きと違う場合や、クライアントから依頼された内容と作られたプログラムが異なる場合、自分がプログラムに詳しくないのであれば「どうなるべきか」を伝えよう。
例えば、ある検索キーワードを入力しても正しく検索結果が表示されない場合に、「なんだかうまく検索できない」などと伝えても、プログラマーは対処のしようがない。
こんな時は「Aというキーワードを入力したら、Bという結果が出るはずなんですが」と伝えてみよう。プログラムを見比べて、なぜ表示されないのか、原因を教えてくれるはずだ。
利用している環境を伝えよう
ウェブプログラムは、利用している環境によって影響が出やすい。使っているOS、ブラウザの種類やバージョンなどによって、動作したりしなかったりすることもある。
自分の環境では現象が発生しているのに、プログラマーのところでは正しく動作してしまうこともある。そのため、現象を伝える時は必ず「どの環境で発生したのか」を伝えるようにしよう。
- 利用しているOSとそのバージョン
- 利用しているブラウザとそのバージョン
- 他のブラウザで同じ動作をした場合に、同じ現象が発生したか
このあたりまで伝えることができれば、プログラマーもかなり助かるだろう。
チェックバックは、プロジェクトのクオリティを高めるために必要不可欠なことだ。しかし、同時に発注者と受注者が最もぶつかりやすい瞬間ともいえる。
ちょっとした手間を惜しんだことで何度もやり取りが発生してしまい、お互いの時間を無駄にするよりは、最初に少し手間をかけることで誤解を与えず、しっかりやり取りすることで、スムーズに終わらせるようにすると良いだろう。
最終回となる次回は、納品後に気をつけるべき点を紹介しよう。
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