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リスクを負う根拠はチームメンバーとの信頼関係

 「Team Biz-Linkが結成されたもう一つの理由は、設計や開発以外の、案件情報の収集や営業活動、見積もり、契約作業、運用サポートなどの付随的な業務を丸ごと請けられる仕組みが必要だったから」と話すのは、チームでコンサルティングを担当する鈴木康男氏だ。複数のメンバーとチームを組むことで、個人では限界のあるアイデアも広がる可能性があるという。

 また、その活動にあたっては、メンバー相互の作業に対して全て費用を発生させる仕組みを作ったという。同じくメンバーの熹哲朗氏は、「個人事業主で構成されるチームだからこそ、一体感をもってプロジェクトに取り組む姿勢が厳しく問われる。そのため、プロとして全ての作業に責任を負うための枠組みが必要だった」と述べる。

 チームの経理的な受け皿や、先行投資、運転資金などの面で支援するMCEA。新しい働き方を作る、あるいは新しいビジネスモデルを作るには、お互いにリスクを背負う必要があると考える。そのリスクを引き受ける根拠とするのは、チームメンバーとの信頼関係だ。

 それゆえ、若手ながら主要メンバーとなった熊川勝氏は、「Team Biz-Linkには誰でも参加できるわけではない」と厳しい判断をする。現在のメンバー数はわずか7名。人員の増強は重要な課題となっているが、互いの人柄や信頼関係を最も重視するという熊川氏は、「勉強会や懇親会の機会を利用してまずは相互理解を深め、チームに参加してもらえる人を探したい」と話す。

気軽に門を叩いて、MCEAをうまく利用してほしい」と語るTeam Biz-Linkのメンバー。左から瀬尾佳隆氏、鈴木康男氏、熊川勝氏、熹哲朗氏
気軽に門を叩いて、MCEAをうまく利用してほしい」と語るTeam Biz-Linkのメンバー。左から瀬尾佳隆氏、鈴木康男氏、熊川勝氏、熹哲朗氏

幅広い情報を仕入れるチャンスは多い

 同様に、「勉強会は技術を仕入れる貴重な機会。仕入れた技術を自分の中で消化し、技術者が互いにマッピングすることは大切」と語るのは、メンバーの中で開発を得意とする瀬尾佳隆氏。他のエンジニアと交流する機会が少ないフリーエンジニアほど、勉強会終了後の交流会や親睦会が幅広い情報を仕入れる場として非常に重要だと強調する。

 「チームで仕事をすると、たくさんの知り合いができ、直接話ができることで触発されることが多い。今回、Team Biz-Linkという旗を掲げることで、多くのパートナーの参加を促すことができればいいと思っている」(瀬尾氏)

 フリーエンジニアとしての働き方を選択するには大きな勇気と決断が必要だが、MCEAのTeam Biz-Linkのように、新たな可能性を感じさせる活動も始まっている。また、「第二、第三のTeam Biz-Linkの出現も歓迎」と篠原氏は語る。独立にあたり、リスクが心配で踏み切れない時は、MCEAの門を叩いてみてはいかがだろう。全国でキャリア相談会を開催しているので、気軽に参加してみてはいかがだろうか。

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