オープンソースを使えば自社の運命をコントロールできる--グーグルとオープンソースの関係
--Apacheライセンスが、Googleのデフォルトライセンスなのですか。
そうです。
--Apacheライセンス以外のものが使われるのはどういう場合なのですか。
通常は依存関係の問題か、そのソフトウェアを導入したいと考えているプロジェクトが異なるライセンスを使っている場合です。
libjingleプロジェクトをリリースした際には、これを組み込もうとしていたプロジェクトがGPLとBSDのライセンスを使っていたため、われわれはApacheではなくそれらのライセンスでlibjingleをリリースしました。当時、GPLではApacheライセンスのソフトウェアを組み込めなかったのです。
そういう場合は通常、そのソフトウェアに含まれているすべてのGoogleの特許について、相手と相手のユーザーにライセンスを提供する旨の条項を作ります。
われわれのグループにとって特許の問題は非常に重要です。他のライセンスに適用する際にはできる限り寛容な形態にするようにしています。
ライセンスを選ぶ際には、できるだけ互換性を保とうとしています。Firefoxに関するものをBSDのライセンスでリリースするのは意味がありませんし、その逆も同じです。
われわれはCPL、EPL、BSD、GPL v2、GPL v3、そしてその他さまざまなライセンスでソフトウェアをリリースしています。
--基調講演の中で、オーストラリアには多くのメンターがいるが、GoogleのSummer of Codeに参加している学生は多くないと述べていました。これはSummer of Codeが北半球の夏に行われているからではないでしょうか。
ここには問題があります。季節の逆転はわれわれには扱いにくい問題です。計算機科学の学生の数を北半球と南半球で比較すると、南半球版のSummer of Codeを実施することには説明がつかないのです。
人口が2000万人の国にしては、オーストラリアにはかなり多くのメンターがいます。これに対し、学生の数は人口規模に応じたものになってます。もしSummer of Codeの学生の数が人口あたりにして十分な水準であれば、南半球版のSummer of Codeを実施してもいいと考えられるかも知れません。
ただし、われわれが実施している高校生向け版のSummer of Codeは、われわれにとっては冬である12月から1月の時期に開催されており、南半球の季節に合わせて実施されています。これは、かなりうまくいっています。
これについて検討している際に気付いたことがあります。平均的に言って、南半球の大学は北半球の大学ほど夏期休業が長くないということです。夏期休業が短めの代わりに、四半期ごとの休みが長めになっています。
--AGPLについて騒動がありましたが、その後GoogleのAGPLに対するスタンスはどんなものですか。
ご存じの通りAGPLはウェブに関する条項であるため、Google内部では使っていません。われわれがこれを許していないのは、相互関係を追跡するのが非常に困難な場合があるからです。
Summer of Codeには一部AGPLのプロジェクトもあります。これはよいライセンスだと思っていますが、われわれ向きではないということです。
--あなたはコミックにキャラクターとして登場しましたね。夢の1つがかなったということでしょうか。
笑ってしまうのですが、多くの人があのコミックを読んでいます。私は、こんなに多くの人にあのコミックが読まれるとは思っていませんでした。あのコミックは、Googleがウェブブラウザを作ったことを説明するものです。
あのコミックのパロディは見ましたか?ゴッドファーザーのものなど最高でしたよ。(訳注:DiBona氏自身が自分のサイトでそのコミックのパロディを掲載している)
とにかく、われわれはあのコミックが好きですし、私を少し細めに描いてくれて有り難いと思っています。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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