時代遅れになったポートたちトップ10

文:Ian Morris(crave.cnet.co.uk) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-04-15 08:00:00
歴史の闇の彼方に消え去ってしまった、あるいは消え去りつつあるポートに対して、crave.cnet.co.ukの記者が英国らしいセンスで追悼の言葉を贈る。

提供:crave.co.uk

PCMCIA:
 われわれはPCMCIAカードをこよなく愛している一方で、ちょっと小馬鹿にもしている。まず、ビデオ界のSCARTと同様に、Personal Computer Memory Card International Association(パーソナルコンピュータ用メモリカード国際協会)という名前が荒唐無稽すぎる。しかも、SCARTよりもひどいことに、PCMCIAという名前は英単語として読み下すことができない。このため、文字の並びを間違えて技術者として恥ずかしい思いをしないでも済むよう、この規格に準拠したカードのことを「PCカード」と呼ぶのが一般的な慣習となっているのだ。

 しかし、USB対応の周辺機器が普及することで、PCMCIAは次第に姿を消していくことになるだろう。とは言うもののUSBには、対応機器を格納しておく便利で手頃な場所がないという問題がある。これに対してPCMCIAカードは、ノートPCの側面に差し込んで持ち運ぶことができる。ただ、最も役に立つPCカードはWi-Fiアクセス機能やイーサネットアクセス機能を実現するものであり、今ではこういった機能はほとんどのノートPCに組み込まれるようになってきている。

 興味深いことにPCMCIAは、TVの有料チャンネルの暗号化を解除するスマートカードを接続する方法として、ヨーロッパのほとんどの地域で販売されているデジタルTV受信機やTVセットで採用され続けている。このため、PCMCIAが廃れてしまうという噂を流すのはまだ早いのかもしれない。

時代遅れになったポートたちトップ10 文:Ian Morris(crave.cnet.co.uk) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子