アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」は新訳が発売されましたね、本稿とはあまり関係ありませんが。
2. TURN OFF COMPUTERS AT NIGHT
By turning off your computer instead of leaving it in sleep mode, you can save 40 watt-hours per day. That adds up to 4 cents a day, or $14 per year. If you don’t want to wait for your computer to start up, set it to turn on automatically a few minutes before you get to work, or boot up while you’re pouring your morning cup ’o joe.
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文明はある段階に到達すると、それ以前の段階に戻ることは不可能だ──なんて書くと、先頃亡くなったSF作家 アーサー・C・クラーク著「幼年期の終わり」のような趣だ。しかし、地球環境をめぐる様々な調査に接すると、冒頭の言葉を真摯に受け止められはしないだろうか。
私たちの普段の生活は、もう後戻りできず、したくもない。暑ければエアコンをつけたいし、ちょっとコンビニに行くときは電気をつけっぱなしにしてしまい、ネットでは自アンで毎日箱を作りたい……。
Wire & Twineに50 Ways to Help the Planet(地球を救うための50の方法)というコーナーが開設されている。
ここでは「洗濯物を干そう(つまり乾燥機の使用をやめよう)」(5)、「紙は両面を使おう」(11)、「シャワーは短くしよう」(18)、「近場で買い物をしよう」(22)など、普段の生活から改善できる様々なポイントを挙げ、地球環境の改善を訴えている。
コンピュータの利用では、「ソフトウェアはダウンロードしよう」(42)が面白い。この日本語はまともに受け取るとちょっとマズいのだが、つまり、ダウンロードしてCDやDVDといったメディアと紙のパッケージの削減につなげようということだ。
そしてもう一つ、開発者には多いのではないだろうか、「夜はコンピュータの電源を切ろう」(2)がある。説明によれば、電源を切断するかスリープモードにして寝るかで、1日に40ワットの差があるそうだ。
IT業界では昨今「グリーンIT」の名の下、データセンターなどの省電力化や、熱対策の効率化を図っている。企業の環境への取り組みは概してうさん臭く見られがちだが、個人のちっぽけな努力が国家や企業の怠惰な運用で台無しになってしまうことを考えれば、それほど臭く思うこともない。
アーサー・C・クラークは晩年、スリランカに居を構え、毎日のようにダイビングを楽しんだという。後に続くニュー・ウェーブのSF作家はテーマを外宇宙から内宇宙に移行させたが、彼はスリランカの美しい海で何を考えていたのだろう。