話題の電子書籍サービス「LISMO Book Store」を使ってみた

2010-12-22 16:08:43

 25日にスタートするKDDIの電子書籍配信サービス「LISMO Book Store」。先行して始まった某社のサービスとは異なりPCに依存せず、購入から閲覧までのプロセスを携帯端末で完結できることが特徴。対応機種は当面タブレット型専用端末1機種のみだが、4月にはISシリーズがラインナップに加わる予定だ。

 21日の発表会では、会場の近くの部屋に端末(biblio Leaf SP02)が十数台用意され、自由に利用できるようになっていた。なにぶん混雑している場でのこと、長時間の利用は躊躇われたため、発表会をはさみ延べ20分程度しか触れることはできなかったが、いくつかの疑問を晴らすには十分だったともいえる。使用レポートは25日以降に続々あがってくると思われるため、ここでは「LISMO Book Store」に絞り使用感を紹介してみよう。

 

 専用端末のbiblio Leaf SP02は、EPUBやPDFの閲覧も可能だが、基本的にはストアでダウンロード購入した電子書籍コンテンツ(フォーマットはXMDF)のビューアという位置付けだ。

 展示品はすでにアカウント登録されていたので、実際に購入する手続きまで試すことができた。購入したのは、トップページに掲載されていた「相棒 警視庁ふたりだけの特命係」だ。

 操作は付属のスタイラスで行う。閲覧時はボタン、ストアはスタイラス、というわけだ。10月の発表時点から知ってはいたが、光学タイプのタッチスクリーン(Pearl)を採用したソニーの「Reader」を体験したあとでは、かなり残念な仕様に映ってしまう。

 スタイラスさえ気にならなければ、購入手続きは至ってかんたん。画面の「購入する」ボタンをタップするだけだ。biblio Leaf SP02はWi-Fiと3G回線に対応しているので、いつでも/どこでも購入できる。筆者が試したときには、数十秒ほどでダウンロードは完了した。

 購入後ライブラリ画面に移り読もうとしたところ、表示されたのはなぜか姜尚中氏の著書(タイトル失念)。何度「相棒」をタップしても表示されるので、筆者の操作ミスではないと思うのだけれど。

 仕方ないので、青空文庫から抜粋したという同梱の100タイトルのち「ごんぎつね」を表示してみた。表示速度は……やはり、Pearl採用の「Reader」と「Kindle 3」には見劣りしてしまう。パラパラとページを捲る操作でも行わないかぎり、気にならないのかもしれないが、「ひとつ前」の感は否めない。リリースがあと半年早ければ、印象は違っていたのかもしれないけれど。

 とはいえ、いつ・どこでも買えるし読める、という電子書籍の利点をいち早く国内で実現したLISMO Book Storeの功績は大きい。4月以降のISシリーズでの対応が本命なのだとしても、2010年に間に合わせたKDDIの「本気度」は評価されるべきだと思う。

 

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