iBooksが待ちきれず「EPUB」を自作する

2010-01-29 11:31:49

 iPadが気になってタマラン! というのは私だけではないはず。デモで見たサクサク感の理由は? といったハード面への興味はもちろん、日本でもVoIPできるのだろうか、といったソフト面への疑問も沸々と湧き上がってきます。なかでも最大の関心事は、昨日書いた「A4」と、これから書く「iBooks」ですよ!

 A4はブツが出てからでないとわかりませんが、iBooksならある程度わかります。日本で販売されるのかとか法律がからむ話(結果として米国より遅れるのだろうけど)はさておき、フォーマットに「EPUB」が採用されると発表されていますから、電子書籍コンテンツ方面は推測以上のことが書けるわけです。

 フォーマットとしてのEPUBは、米国の電子書籍標準化推進団体「International Digital Publishing Forum」(IDPF)により、2007年9月に制定されています。IDPFの前身「Open eBook Forum」時代に制定されたものを含めれば、すでに10年ほどの歴史を重ねている規格でして、その名のとおりオープンなフォーマットです。

 内容ですが、かんたんにいえば「XHTML/XML+CSS」。それをZIPで固めて拡張子を「.epub」にしたものが、EPUBファイルです。詳細は別の機会に譲るとして、昨晩にわか仕込みのテクでEPUBファイルを自作したので、その手順と利用したツールを紹介してみます。

 最初に入手したのは、WYSIWYGなエディタ「Sigil」。Qtベースのアプリケーションでして、MacでもWinでもLinuxでもOK。EPUBはUnicodeベースのフォーマットですから、特別な設定なしに日本語も扱えます。コンテンツには、昨日こちらで公開したApple A4の原稿を流用しました。手抜きですいません。

 SigilにはWYSIWYGな操作画面(Book View)とコード画面(Code View)、両方を折衷した画面(Split View)という3種の表示モードが用意されていまして、利用したのはもっぱらBook View。ここへApple A4のテキストを流し込み、寂しいのでiPadのスクリーンショットを貼り付け、EPUBで出力しました。特別に凝ったレイアウトはしていません。

 当然、手元にiPadはありませんから、iPhoneで代用します。利用したアプリは「Stanza」。デスクトップ版のStanzaで先ほどのEPUBを開き、共有を開始してからiPhone側でGet Books→Sharedとタップしますと、「Book on ○○」と共有名が現れ、めでたくiPhoneにEPUBを取り込むことができました。ここまでに要した時間は約15分。かんたん!

 で、現れたのが下の画面。もちろんページを捲れます。これがiBooksだったらどうなのか……3月下旬が楽しみです。

 iPhone版「Stanza」でEPUBを閲覧 

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