ついに公開された「Haiku OS」α版
ついに、と申しましょうか。BeOS後継を自負するコミュニティベースのOS「Haiku OS」が、前身のOpenBeOS発足から8年の時を経てα1としてリリースされました。もはやBeOSがどうの、実は海賊版だったZetaがこうの、ということに言及しても無益でしょう。今日はひたすら(ショート)レビューに徹してみます。
実行環境ですが、MacBook Pro 2.66GHzで動作する仮想化ソフト「VMware Fusion 2.0.5」を利用しました。Haikuプロジェクトでは、ISOイメージにくわえVMware用ディスクイメージの形でも配布しているので、導入手続きが圧倒的にラクなことが理由です。実際、ZIPファイルを展開してできたVMXファイルをダブルクリックして数十秒待つだけで、Haikuのデスクトップが現れました。
システムの概要ですが、カーネルにはNewOS(元Be社勤務のエンジニアが開発した)のものをベースに採用しています。本家NewOSはここ1年ほど活動が停滞しているうえ、HaikuのCVSリポジトリを眺めてみると更新頻度も高く、かなり手が入れられていることがわかります。
OSの機能としては、だいぶ(目標とする)BeOS R5に近づいているようです。Mac OSでいうところのFinder的役割を果たす「Tracker」は、バージョン5.2.1とOpenTracker(最新版は5.3.0)に比べ旧くはありますが、動作は安定しています。Trackerの情報ウインドウで確認すると、カーネルとapp_server(描画用モジュール)のバージョンはいずれも1.0です。
収録されているアプリケーションですが、Clock(あの「レプリカント」が機能します)やPulse、GLTeaPotといったお馴染みのデモはともかくとして、appsフォルダにある「BeZillaBrowser」が目を引きます。名称こそ異なりますが、コードベースはFirefox 2.0.0.22ということで、BeOS純正ブラウザ「Net+」に比べ表示可能なページ数は格段に多い(であろう)ことが推測できます。「Konatu」をデフォルトのフォントに設定すれば、日本語ページも表示できます。PDFビューア「BePDF」も収録されていますが、こちらは日本語フォント未収録のため日本語文書を表示できません。
日本語入力については、まだ検証していません。Haikuには、Canna移植版の「CannaIM」が用意されていますので、これからフォントの追加やIMの設定に進む予定です。
- 4件のコメント
コメントありがとうございます。その操作でkonatu.ttfを選択すると表示できました。お礼方々ご報告まで。
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