iPodの未来はOracleのSun買収と関係あるのかないのか
Sun MicrosystemsがOracleに買収されます。正確には買収手続中で、この夏にも作業が完了するとのことです。当初は6月26日に完了する予定だった司法省の調査期間が延長されたそうですが、Oracleは楽観的に構えているようです。
で、そのニュースを第5世代iPodをイジりながら読んでいたのですが。そういえば、歴代iPodの多くには、Pixo社が開発した「Pixo OS」ベースのシステムが採用されていたような。Appleが公式に認めたことは一度もないのですが、第1世代iPodには著作権情報にPixo社の名前がクレジットされていましたから、ほぼ確実と考えてよさそうです。
そのPixo社、2003年にSunによって買収されているんですよね。元々Java系のソフトベンダーでして、携帯電話用のマイクロブラウザや決済システムなども手掛けていたのですが、創業者のPaul Mercer氏が元Apple社員だった経緯もあってか(ここは完全な推測)iPodのファームウェアにPixo OSが採用、その後Sunに買収された、と。第1世代以降クレジットに現れなくなりましたが、現在でも使われているものと考えられます。Sunの買収が完了すると、元Pixo社の資産もOracleのものになりますから、iPodの製造プロセスにOracleが関与すると言うことができるでしょう。
だからといって、iPodの未来にOracleが関与するとは思えません。Oracleは組み込みDBに関心はあっても、組み込みOSにまで注力しようとは考えていないでしょうし。SunがiPodの設計に関与したなどという話も聞いたことがありません。そもそも、iPod touchを除くiPodシリーズは、ここ2年ほど停滞気味(Cover Flowに対応してからは目立った新機能がないような)ですし。しばらく売れ続けるでしょうが、もはや戦略商品という位置付けにはないように思えるんですよ、Appleの動きを総合的に判断すると。第6世代以降は「iPod Classic」なんて呼ばれてますしね。
となると、iPodの未来は……やはりiPod touchというか、iPhone OSにあるのではないでしょうか。Pixo OSベースのシステムはいずれ廃止され、すべてAppleのもの(コアはDarwinのディフュージョン版?)にリプレイスされるのでは、などと考えているのですが。もちろん確たる証拠はありませんが、そろそろiPodの新モデルが発表されてもおかしくない時期ですから、淡々と動向を見守りたいと思います。
- ブログ de OS 最新エントリ
- ホワイトペーパー